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「ダメ」が多い育児から脱却!子どもの自己肯定感を育む声かけと環境作り
記事の目次
サマリー
育児の日常でしばしば使われる「ダメ」という言葉。洋服が汚れるから水遊びはダメ。
危ないから走ったらダメ。
投げたらダメ!大きな声出したらダメ!
気づけば1日に何回ダメって言ってるんだろう。。
そんな日がよくあります。
否定的な言葉はよくないとわかっていても、とっさに出てしまいます。
これが子どもの自己肯定感にどのような影響を与えるかは、多くの親にとって重要な課題ではないでしょうか。
この記事では、育児における否定的な声かけの影響と、それを肯定的なものに変える方法、さらに子どもが自己肯定感を育むための環境作りについて考えていきます。
記事の執筆者
日常で繰り返される否定的な声かけ
そこに水があればこどもは水遊びがしたくなる。
嬉しくてワクワクしたら走りまわりたくなる。
周りを気にしないで思いっきり物だって投げてみたい。
本当はだれしも、自由にのびのび子育てがしたい。けれども、なかなか思い通りにはいかないのが現実です。
実際、子どもが外で急に水遊びをしようとした時には、「洋服が汚れるからダメ」と反応してしまうことは珍しくありません。
公園で走り回る子どもに対しても「危ないから走ったらダメ」と声をかけることもしばしばです。
このような声かけは、安全を確保するためや、社会的なルールを守るために必要な場合もありますが、頻繁に否定的な言葉を使うことで、子どもは自己の行動が常に制限されていると感じるようになります。
一日を振り返ったとき、
「何回ダメと言ったかな?」
と自己嫌悪に陥ってしまう方も多いのではないでしょうか。
これらの言葉は子どもにとって、
「自分は何をしてもいけない存在なのか」
「何をしてもダメと言われる」
「もう何もせず指示があるまで待ってよう」
という感覚を抱かせかねません。
広告部分
子どもの自己肯定感を育む声かけ・環境作り
肯定的な声かけへの転換
肯定的な声かけには意識的な努力が必要です。
まずは、「ダメ」と言う前に一呼吸置いて、その行動を禁止する具体的な理由を考え、それを子どもに伝えることが大切です。
「水遊びは楽しいね、でも今日はこれからお出かけするから、家で帰ってから水遊びしよう」と説明することで、子どもは否定されているわけではなく、条件付きであることを理解できるようになります。
また、子どもが行動する前に期待される振る舞いを明確にすることも重要です。
「ここで走ると危ないから、走りたかったらあそこで走ろうね」と提案することで、子どもは安全に楽しめる選択肢を持つことができます。
自由な環境の準備
子どもたちが安心して探求できる環境を整えることは、自己肯定感を育む上で非常に重要です。
家の中に「汚れてもいい場所」を設けたり、特定の時間を「何でもできる時間」とすることで、子どもは規則を守りながらも自由を感じることができます。
公園や広場など、外で自由に遊べる場所を利用することも一つの方法です。
こうした場所では、「ここなら思い切り走ってもいいよ」と子どもに伝えることができ、肯定的な声かけが自然と増えます。
親自身の役割と心構え
親が積極的に子どもの遊びに参加することで、子どもの行動をより深く理解し、肯定的な反応を与える機会が増えます。
自然の中で一緒に叫んだり、汚れを気にせずに一緒に水遊びを楽しむことで、親子の絆を深めるとともに、子どもの心にポジティブな印象を残すことができます。
子どもの自己肯定感を育むためには、否定的な声かけを控え、肯定的なアプローチを意識することが求められます。
また、その為にも、子どもが自由に振る舞える安全な環境を提供することが、彼らが自信を持って成長するための鍵となるはずです。
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