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駄々をこねる子どもへの対応ガイド:家庭内ルールで解決!
記事の目次
サマリー
買い物中に子どもが「おもちゃ買って!」
と大声で駄々をこねるとつい買ってしまいたくなりますが、きちんと断り、おうちのルールを作るのがおすすめです。
3~5歳くらいの子どもが駄々をこねる理由は
「買えると思ったのに、買ってもらえなかった!!」
という予想と現実のギャップです。
勝手に「買える」と思い込んでしまい、そこに現実とのギャップが生じます。
成長すると予想と現実のギャップを上手くコントロールすることが出来ますが、3~5歳くらいの子どもは、そのコントロールが上手く出来ません。
その背景として
・感情の表現を上手く出来ない
・感情のコントロールが苦手
・注意を惹きたい
・過去に駄々をこねたら買ってもらえた
・他人の感情をまだ上手く理解出来ない
などなど、様々な理由があります。
この記事では、上記のような3~5歳くらいの子どもの発達の段階を踏まえた上で、どのように対処するのがいいのか紹介しています。
記事の執筆者
3~5歳くらいの子どもが駄々をこねやすい背景
3~5歳の子どもたちは、自己表現や感情のコントロールが未熟なため、欲求が満たされないときに駄々をこねる行動に出やすいです。
それにはいくつか背景があります。
言語能力
3~5歳の子どもは日々の経験を言葉で表現しようとしますが、完全には表現できないことも多く、そのフラストレーションが駄々をこねる形で現れることがあります。
たとえば、何かを欲しがっているが、それを的確に言葉で伝えることができず、感情が爆発する形となるのです。
感情のコントロール
この時期の子どもは、自己調整の技術がまだ発展途上にあります。
感情の起伏が激しく、急な欲求不満や失望に直面すると、感情をうまく管理できず、駄々をこねてしまうことがあります。
特に疲れている時や、日常から大きく環境が変わる時に見られる行動です。
親との関係性
子どもは親に注目されたい、認められたいという強い願望を持っています。
そのため、親の注意を引くため、または何かを許可してもらうために駄々をこねることもあります。
親がその行動にどう反応するかが、子どもの行動パターンに影響を与えることもあります。
このように3~5歳くらいの子どもは発達の段階や環境などの背景によって、駄々をこねやすい状態です。
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駄々をこねる3~5歳くらいの子どもへのルール設定例
事前のルール設定
あらかじめ決めたルールを思い出させること
この2つが大切です。
あらかじめ決めていたルールを伝えることで、なぜ買えないのか理由がわかり納得しやすいのと、「予想と現実のギャップ」が生じにくくなるからです。
我が家でのおもちゃ購入のルール設定
我が家では以下のようなルールを設定しています。
おもちゃ棚に収まる分しかおもちゃは買わない。
何かどうしても欲しい時にはその分、何かを処分、誰かに譲る、リサイクルショップに出す。
自分で用意、片づけ出来ないものは買えない。
スーパーで食材を買うだけで今日はおもちゃは買わない。
我が家でのルールの遵守方法
子どもが「おもちゃ買って!」とダダをこねた時、「おもちゃの棚がいっぱいだから、おもちゃは買えないよ」とあらかじめ決めていたルールを伝えると、子ども自身がどうして買えないのか理由がわかり納得しやすいです。
「どうしても欲しいなら、おもちゃを整理(処分)して、次のお誕生日に買おうね」と、本当に欲しいものは、どうしたら買ってもらえるのかも伝えてあげます。
子どもが否定されるだけではなくなり、見通しが持てるようになります。
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