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子どもが「ごちそうさま」という時の感謝の気持ちは誰に対して?
記事の目次
サマリー
「いただきます」や「ごちそうさま」という挨拶は「感謝」の気持ちを表す時に使います。その感謝の気持ちの対象は命であったり、生産者だったり、今の境遇だったり、ママやパパだったりします。もし子どもが「ごちそうさま」と言った場合は、親のほうからも「ありがとう」と伝えることで、「ごちそうさま」によって親が喜ぶんだということを伝えることが出来ます。
記事の執筆者
声かけのシーン(背景・導入)
あいさつってとても大切ですよね。
朝ごはん、昼ご飯、夕ご飯で、きちんと「いただききます」「ごちそうさま」と子どもに言ってもらえると、とても気持ちが良くなります。
逆に、子どもが全く何も言わないと、
「あれ、美味しくなかったかな。」
「感謝の気持ちはないのか。」
などと、不安やイライラが出てきたりするかと思います。
ただ、ちゃんと挨拶しなさいって人に言われてするものではなくて、大人の真似をするものです。
基本的には、大人がきちんと「いただきます」「ごちそうさま」を言い続けるころで、子どもにとってのモデルになることは大切だと思います。
一方で、子供に
「誰に対して感謝しているのか。」
という説明をする際に、少し困ってしまうことはありませんか。
感謝の対象は主に、以下のような方々だと思います。
■動物や植物など、生き物の命(いのち)に対して
■食材を作ってくれた人、生産者に対して
■豊かな国で暮らすことが出来ている幸運に対して
■料理を作ってくれた人に対して
■自分を養っているママ・パパに対して
・動物や植物などについて、命を奪っていることに対する感謝
・食材を作ってくれている人に対して
・豊かな国で暮らすことが出来ている幸運に対して
という3点については、絵本などを読むことをお勧めします。
動物や植物にも命があり、食材を生産してくれている生産者がいる。
そして我々は平和な国に住んでいるから、食材が無事に家に届いて料理をすることが出来る。実生活では、なかなか想像がつきません。
一方で、料理を作ってくれた人やママ・パパへの感謝については、直接教えることが出来ます。ここで大事なのは、ママ・パパも「ごちそうさま」と言われて感謝されると、凄く嬉しい、ということを伝えていくことです。
以下では、我が息子がどのように「ごちそうさま」を言うようになったのか、偶然の産物ではあったのですが、紹介させて頂きます。
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覚えたばかりの言葉で、ご飯をおいしいおいしいって楽しそうに言いました。
その時、私が
「うん、ありがとう」
って返事したのが嬉しかったみたいで、それから「おいしかった!ごちそうさま」って言ってくれるようになりました。
作った人として、「おいしかった」って言ってもらえると、シンプルだけど、その一言で笑顔になりますよね。
先日、レストランに行った時、店員さんに、
「ごちそうさま、おいしかったです!」
って7歳の息子が話しかけているのを見て、自然とその言葉がでるってステキだなって思い、温かい気持ちになりました。
また、その時の店員さんのくしゃくしゃになるくらい嬉しそうな笑顔にも胸が熱くなりました。
そんな息子の素直な気持ちを大切にしていきたいなって思います。
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