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親が入院?がんや重い病気のときの子どもへの伝え方
声かけのシーン(背景・導入)
ママパパに、がんや重い病気が見つかって、入院や手術となったとき、子どもにどう伝えますか?
子どもは親がどうなってしまうのか、不安でたまらなくなります。誠意をもって、出来る限り正確に、安心できるような伝え方をしていきたいですよね。
ママパパだって人間ですから、具合が悪くなることもあります。
ちょっと頭が痛いだけのときもあれば、精神的な病気を患ったり、身体の病気が見つかったり。
(最近ママパパなんか様子が変だな…?)
(ぼくなんか悪いことしちゃったのかな…?)
(嫌われちゃったのかな…?)
いつもと違うママパパを見て、子どもはこんなふうに感じます。
子ども「ママパパどうしたの?かぜひいちゃった?」
ママパパ「ううん、大丈夫だよ。あっちで遊んでてね」
子ども「…うん。」
(もっといい子でいないと、家から追い出されちゃうかも…)
(僕が悪い子だから、この前おねしょしちゃったから、僕のせいで元気がないんだ…)
子どもは、こういった強い不安をなんとか解消するために、いつもより適応レベルを無理に上げて、どうにかしてママパパの元気を取り戻そうとしてくれます。
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■病気についてまだ話す準備ができていないなら、素直に伝える
「ママパパのことでお話があるんだけどね、今はお話しする準備をしているから、もう少し待っててね。準備が出来たら、お話するね。心配してくれてありがとうね。」
■子どもにいま話せる範囲で話す
すべて真実を言う必要はありません。子どもの年齢や精神状態にあわせて、ゆっくり話してあげてください。
「いつもと様子がちがうのは、病気のせいなんだよ」
「病気が良くなるように、病院に行っているんだよ」
「病気を治したくて、毎日おくすりを飲んでいるんだよ」
「病気はすぐには治らないけど、がんばって治療するから、応援してね」
■子どものせいではないことを伝える
「あなたは何も悪くないよ」
「病気はだれのせいでもないよ」
■病気について聞きたいことは聞いても良いと伝える
「病気について何か聞きたいことはある?なんでも聞いてね」
「教えてほしいことはあるかな?どんなことでもいいよ」
■可能な範囲で楽しい時間をもつ
「今日はいつもより少し元気があるから、〇して遊ぼっか!」
■安心させてあげる声掛けをする
「いつもと違うな、って思うかもしれないけど、ママパパは変わらずあなたのことが大好きだし、大切だよ」
■必要に応じて病気について外に話す範囲を定める
(このことは聞いちゃいけない、話題にしちゃいけないと感じる子の場合)
「この病気のことは、ママパパと、おじいちゃん、おばあちゃんと、園の先生が知っているから、病気についてお話しても大丈夫だよ」
(病気についてあちこちの人に言ってしまいそうな子の場合)
「たくさんの人に心配されるとママパパ困っちゃうから、病気については、ほかの人には秘密にしておいてね」
心身が不調だと、どうしても周りにきつくあたってしまうこともあると思います。しかし、「いい子にしててくれたら良くなるよ」「わがまま言ってたら治らないよ」という言い方は、避けていただきたい言葉です。
子どもは純粋でまっすぐですから、ママパパも心を強くもって、応えてあげてくださいね。
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