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子どもに大切なものを壊された!そんな時はどう話をすればいい?
記事の目次
記事の執筆者
声かけのシーン(背景・導入)
とても高価なもの、大切なものを子どもが壊したり汚したりしたとき、ものすごくショックですよね。
ついカッとなって子どもを感情のままに叱りつけてしまう方も多いと思います。
振り返るとあんなに怒らなくてもよかったな…と思えるけれど、その場では冷静さを失ってキツイ言動をしてしまい、後悔してしまうこともあるでしょう。
まずは落ち着きましょう。
落ち着くための方法としては、以下の6つのような方法があります。
① 深呼吸
深呼吸は自律神経を整えるための手軽で有効な方法です。カッとなってしまったときに心を落ち着け、感情をコントロールしやすくなります。
② その場を一旦離れる
物理的に距離をとり、怒りを引き起こす刺激を視界に入れないことで、冷静な気持ちを取り戻しやすくなります。別の部屋に行ったり、ベランダや外に出て外の空気を吸うことも有効です。
③ カウントダウンする
アンガーマネジメントとして有名な方法です。6~10秒心の中でカウントすることで、怒りの反射的な爆発を抑えることができます。“言ってはいけないことを感情に任せて言わなくてよかった”と思うことができるでしょう。
④ 自分の感情をなだめる
“怒っちゃいけない”と思うと余計に感情をコントロールすることが難しくなります。自分で自分に、「これはショックだよね」「すごく悲しい」「怒っている」と感情を客観的に認めましょう。
⑤ 認知を修正する
子どもが「わざとやった」「いつもそう」「悪意がある」と考えると、その認知によって怒りが増幅していきます。「きっと何か理由があったに違いない」「成長過程だから」という視点で考えてみましょう。
心を落ち着けて、そして子どもと話をしましょう。
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「大丈夫?けがはなかった?」とまず子どもの身の安全を確かめます。
2 「怒る」より「悲しむ」
ついつい怒ってしまいたくなりますが、それよりも、「悲しい」「ショック」という気持ちに焦点を当てる方が効果的です。「大切なものだったからとても悲しいな」と落ち着いて伝えます。子どもを責めたり直接怒りをぶつけたりすると子どもは委縮してしまい、自分がしたことを冷静に振り返ることができません。しかし、パパママが悲しんでいる姿を見ることで、「悪いことをしてしまったな…」と振り返る余裕ができます。
3 直す方法や対処法を考える
まずは前向きに問題に対処する姿を見せます。直す方法があればそれに取り組みます。完全でなくても修復することは子どもの心の傷も回復させてくれます。
4 子どもに振り返らせる
「どうしてこうなっちゃったかな?」
「どうしたらよかった?」
「次はどうしたらいい?」
なぜそのような状況になってしまったのか、どうしたら今後同じようなことが起こらないかを一緒に考えます。起きてしまったことを悔やむより、今回のことを学びに変えて、次につなげていきましょう。
5 子どもが不安になっていたら安心させ愛情を伝える
ショックな感情を抱えつつも、愛情のこもった声かけをしてあげましょう。
「今度から気を付ければ大丈夫だよ」
「〇〇ちゃんが怪我しなくてよかったよ」
「形あるものはいつか壊れるものだからね」
「ものよりあなたの方が大切だよ」
「壊れちゃっても思い出はちゃんと残っているから大丈夫だよ」
「心配しないで」
とはいいつつ、私自身なかなか理想的な対応はできませんが、特に②の「怒る」より「悲しむ」を意識するようにしているとパニックにならず冷静に対応しやすくなる気がしています。⑤については、とっさの時のセリフとして、普段から練習しておいてもいいかもしれませんね。
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