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子どもがご飯よりおやつを欲しがる時の対応
声かけのシーン(背景・導入)
ご飯の直前に子どもがおやつを欲しがる時ありますよね。今食べたらおやつでお腹がいっぱいになってしまってご飯が食べられなくなる…。先にご飯を食べてほしい…。
でも、子どもって、もうおやつで頭がいっぱいになってしまって、もらえるまでごね続けますよね。
子どもは、生存本能から、エネルギー吸収のよい甘みや高カロリーな脂肪分を好む傾向にあります。
おやつには甘みや脂肪分、うまみが含まれているものが多く、強い快感が手軽に得られます。おやつを食べることで脳内の報酬系が刺激され、ドーパミンと言う快感物質が出るため、何度もおやつを食べたがります。そして食べられない時はイライラするようになります。
また、子どもは、自制心をつかさどる脳の前頭前野が未発達であるため、「食べたい」という衝動を感じるとそれを抑えることが難しいです。
これらの要因から、子どもはすぐにおやつを食べたがり、我慢できなくなってしまっています。
そんな時に、我が家でしている方法です。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
子どもがご飯の前におやつを欲しがったら、おやつの袋に名前を書いたり、小皿に入れたりして子どもの前に置きます。
「これ〇〇ちゃんのだからね。ご飯全部食べたら食べていいよ」
子どもは、おやつが手に入った!自分のものになった!と嬉しくなっているのでそれ以上ごねません。
目の前に“おやつ”という報酬があることで、頑張ってご飯を食べてくれます。「ピカピカになったよ!」とお皿を見せてくれるので、「ほんとだ!頑張って食べられたね~!じゃあこれ食べていいよ!」とおやつを渡します。
こうやって食べてくれると、親の方がついついちょっと欲張ってたくさんご飯を盛ってしまいたくなりますが、子どもが確実に食べられると思う量をよそって「ご飯を全部食べたからおやつを食べられた!」という成功体験をたくさん積ませてあげてくださいね。
このように報酬を少しの間遅らせ、ちょっと我慢したらほしいものが手に入った!という経験を繰り返すことで自制心が育まれていき、成長にしたがってすぐにおやつを食べなくても我慢ができるようになっていきます。
自制心があれば、将来的にお金や時間などを衝動的に使ってしまうことなく、計画的に自分の欲求や衝動をコントロールする力につながります。小さなことですが、人生において重要な力につながる習慣ですので、ぜひお試しくださいね!
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