子どもへの肯定的な声かけ・言葉がけが1000パターン以上。シーン別の声かけレシピ集
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【2、3歳】イヤイヤ期の理不尽な子どもの願いには、どう対応すればいい?

【2、3歳】イヤイヤ期の理不尽な子どもの願いには、どう対応すればいい?

最終更新:2024.11.15

記事の目次

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記事の執筆者

はじめまして!はなさかかあさんと申します♪
公認心理師、臨床心理士で5児の母です。スクールカウンセラーとして保護者の方、お子さん、先生方の相談にのったり、発達障害のお子さんの支援をしたりしています。モンテッソーリ教育についても少し学んでいます。

子育てってとにかく忙しい!時間がない!思い通りにいかない!疲れる!!
毎日があっという間に過ぎていくし、「どうしたらいいの!?」と思うことの連続ですよね。

私自身、日々子育てに悩みながら、それでも少しでも子どもたちにとってよい対応をしたいと試行錯誤してきました。

5人の子どもを育ててきて思うことは、同じ家庭で育っても子どもによって個性が全く違うということです。花でも、暖かいところが好きな花、涼しいところが好きな花、水のあげ方や好む土壌などそれぞれ違いますよね。

子育てもそれと同じだと思っています。どんな環境で、どんな育て方をしてあげるのがいいのかはその子によって違います。

花と違うのは、その子がどんな大人になるのか、どんな風に育てるのが合っているのかを誰も知らないということ。いろいろやってみて何が我が子に合うのか合わないのかを見つけていくことはとても難しいけれど、とてもクリエイティブでやりがいのある仕事だと思います。

声かけレシピには、私自身が子育てで工夫していることに加えて専門的な視点からも役立つと思う情報を載せています。
少しでもヒントになる部分があれば幸いです。
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声かけのシーン(背景・導入)

2、3歳の子どものイヤイヤスイッチは思わぬところに転がっていて、うっかり踏んでしまって取り返しがつかないほどワーワー泣かれて困ってしまった、という経験のある方は多いのではないでしょうか。

・破れた紙を元に戻して!!
・靴を自分で履きたかった!
・最初から自分でやりたかった!
・選択中の服を着たい!

と時間を戻せとでもいうような主張やあまりにも非現実的で理不尽な要求にお手上げのパパママもいるかもしれません。

この時期の子どもには、様々な発達課題があります。

イヤイヤに真正面から向き合うとしんどいですが、子どものイヤイヤにどんな意味がるのかを知ると少し心が楽になったり対応の道筋が見えやすくなったりするかもしれません。


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これはできないけどこれならできるよ
1 自己主張、自己選択の欲求
2,3歳のころには、自分なりの意思や主張が出てきます。0~1歳のころのように、パパママにされるがままではなく、パパママとは違う存在だ、ということをはっきりと主張するようになります。

これは自己を確立し、自立や自律に向かうためにとても大切なことです。この感覚がうまく発達しないと、自分の感覚を信じられなくなったり、他者のコントロールがないとどう動いてよいかわからなくなってしまうこともあります。

突拍子がなく思える主張であっても、「〇〇ちゃんはこれがやりたかったんだね」「こう思ったんだね」とそれを認めてあげる声掛けをしてあげましょう。

また、自分で選ぶ、自分で決める、ということは人生の幸福度を高め、責任感を養ううえでもとても大切になります。「〇〇と〇〇どっちがいい?」とできる限り本人の意思を尊重して選択、挑戦の機会を与えましょう。

2 感情のコントロールを学ぶ
この時期は喜怒哀楽などの感情をまだうまくコントロールできず、衝動的に発散してしまいます。「できなくて残念だったね」「悔しいね~」「悲しいね~」など、感情に名前を付けて受け止めてあげるとコントロールする力が徐々に育っていきます。

生理的な欲求や心理的に不安なことがあるとイヤイヤは強く、より理不尽になります。そんなときは、表面的な要求をかなえようとするよりも、まず食欲、睡眠、体調、安心感などのコンディションを整えることを優先しましょう。

コンディションが悪いためにコントロールを失っていると感じたときは、子どもの様子を見て、「疲れちゃったね。お家に帰ろうね」「眠くなってきたねー」と気づかせてあげます。(それすらもイヤ~!!というと思いますが、それ以上付き合っても状況は悪化するだけです)

3 現実的な限界を知る
物理法則、社会的なルールを学んでいる途中です。どれだけやりたくても思い通りにいかないこともあるという現実的な限界を知ることもとても大切なことです。

どう頑張ってもかなえられないこと、かなえるべきでないことは、「やりたかったね。でもそれはできないんだよー」穏やかに一貫して伝えることが大切です。また、「これはできないけどこれならできるよ」と現実的な代替案を出してあげましょう。

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こんなお子さんにおすすめ!

0~2歳 男の子 女の子

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2023/12/19 対象 1歳~

2024/04/03 対象 1歳~

2023/09/25 対象 3歳~

2023/02/11 対象 2歳~

2023/05/16 対象 2歳~

2024/02/29 対象 2歳~

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