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【2、3歳】イヤイヤ期の理不尽な子どもの願いには、どう対応すればいい?
最終更新:2024.11.15
記事の目次
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声かけのシーン(背景・導入)
2、3歳の子どものイヤイヤスイッチは思わぬところに転がっていて、うっかり踏んでしまって取り返しがつかないほどワーワー泣かれて困ってしまった、という経験のある方は多いのではないでしょうか。
・破れた紙を元に戻して!!
・靴を自分で履きたかった!
・最初から自分でやりたかった!
・選択中の服を着たい!
と時間を戻せとでもいうような主張やあまりにも非現実的で理不尽な要求にお手上げのパパママもいるかもしれません。
この時期の子どもには、様々な発達課題があります。
イヤイヤに真正面から向き合うとしんどいですが、子どものイヤイヤにどんな意味がるのかを知ると少し心が楽になったり対応の道筋が見えやすくなったりするかもしれません。
こんな「声かけ」がおすすめ!

これはできないけどこれならできるよ
1 自己主張、自己選択の欲求
2,3歳のころには、自分なりの意思や主張が出てきます。0~1歳のころのように、パパママにされるがままではなく、パパママとは違う存在だ、ということをはっきりと主張するようになります。
これは自己を確立し、自立や自律に向かうためにとても大切なことです。この感覚がうまく発達しないと、自分の感覚を信じられなくなったり、他者のコントロールがないとどう動いてよいかわからなくなってしまうこともあります。
突拍子がなく思える主張であっても、「〇〇ちゃんはこれがやりたかったんだね」「こう思ったんだね」とそれを認めてあげる声掛けをしてあげましょう。
また、自分で選ぶ、自分で決める、ということは人生の幸福度を高め、責任感を養ううえでもとても大切になります。「〇〇と〇〇どっちがいい?」とできる限り本人の意思を尊重して選択、挑戦の機会を与えましょう。
2 感情のコントロールを学ぶ
この時期は喜怒哀楽などの感情をまだうまくコントロールできず、衝動的に発散してしまいます。「できなくて残念だったね」「悔しいね~」「悲しいね~」など、感情に名前を付けて受け止めてあげるとコントロールする力が徐々に育っていきます。
生理的な欲求や心理的に不安なことがあるとイヤイヤは強く、より理不尽になります。そんなときは、表面的な要求をかなえようとするよりも、まず食欲、睡眠、体調、安心感などのコンディションを整えることを優先しましょう。
コンディションが悪いためにコントロールを失っていると感じたときは、子どもの様子を見て、「疲れちゃったね。お家に帰ろうね」「眠くなってきたねー」と気づかせてあげます。(それすらもイヤ~!!というと思いますが、それ以上付き合っても状況は悪化するだけです)
3 現実的な限界を知る
物理法則、社会的なルールを学んでいる途中です。どれだけやりたくても思い通りにいかないこともあるという現実的な限界を知ることもとても大切なことです。
どう頑張ってもかなえられないこと、かなえるべきでないことは、「やりたかったね。でもそれはできないんだよー」穏やかに一貫して伝えることが大切です。また、「これはできないけどこれならできるよ」と現実的な代替案を出してあげましょう。
2,3歳のころには、自分なりの意思や主張が出てきます。0~1歳のころのように、パパママにされるがままではなく、パパママとは違う存在だ、ということをはっきりと主張するようになります。
これは自己を確立し、自立や自律に向かうためにとても大切なことです。この感覚がうまく発達しないと、自分の感覚を信じられなくなったり、他者のコントロールがないとどう動いてよいかわからなくなってしまうこともあります。
突拍子がなく思える主張であっても、「〇〇ちゃんはこれがやりたかったんだね」「こう思ったんだね」とそれを認めてあげる声掛けをしてあげましょう。
また、自分で選ぶ、自分で決める、ということは人生の幸福度を高め、責任感を養ううえでもとても大切になります。「〇〇と〇〇どっちがいい?」とできる限り本人の意思を尊重して選択、挑戦の機会を与えましょう。
2 感情のコントロールを学ぶ
この時期は喜怒哀楽などの感情をまだうまくコントロールできず、衝動的に発散してしまいます。「できなくて残念だったね」「悔しいね~」「悲しいね~」など、感情に名前を付けて受け止めてあげるとコントロールする力が徐々に育っていきます。
生理的な欲求や心理的に不安なことがあるとイヤイヤは強く、より理不尽になります。そんなときは、表面的な要求をかなえようとするよりも、まず食欲、睡眠、体調、安心感などのコンディションを整えることを優先しましょう。
コンディションが悪いためにコントロールを失っていると感じたときは、子どもの様子を見て、「疲れちゃったね。お家に帰ろうね」「眠くなってきたねー」と気づかせてあげます。(それすらもイヤ~!!というと思いますが、それ以上付き合っても状況は悪化するだけです)
3 現実的な限界を知る
物理法則、社会的なルールを学んでいる途中です。どれだけやりたくても思い通りにいかないこともあるという現実的な限界を知ることもとても大切なことです。
どう頑張ってもかなえられないこと、かなえるべきでないことは、「やりたかったね。でもそれはできないんだよー」穏やかに一貫して伝えることが大切です。また、「これはできないけどこれならできるよ」と現実的な代替案を出してあげましょう。
記事の執筆者
【経歴】
・大学、大学院にて臨床心理学を専攻
・スクールカウンセラー、児童精神科のカウンセラー、
・発達障害児の治療教育的学習支援者として勤務
・家庭教師経験8年
【資格】
・臨床心理士
・公認心理師
・教員免許(中・高)
5児を育てながら、発達障害のあるお子さまや不登校のお子さまの学習支援、発達支援も行っています。
・大学、大学院にて臨床心理学を専攻
・スクールカウンセラー、児童精神科のカウンセラー、
・発達障害児の治療教育的学習支援者として勤務
・家庭教師経験8年
【資格】
・臨床心理士
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・教員免許(中・高)
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