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子どもがふざけて調子に乗って言う事を聞かない時は、一旦冷却しましょう
声かけのシーン(背景・導入)
お風呂の後で着替えさせようとしたら「イヤ!」トイレの後でもパンツをはくのが「イヤ!」歯磨きも「イヤ!」なんでもイヤイヤで疲れていませんか?
子どもなりの理由があることもありますが、単に「イヤ!」と言って反応を見ているように見えるときもあります。
やらなければいけないことをわかっているのにわざとふざけたりしてやってくれないことも。
「〇〇になっちゃうよ」と言っても「いいも~ん」などとうそぶいてみせたりして、本気でイラっとしてしまうこともありますよね。
2歳ごろの子どもにとって、人に強制されてではなく自分の意思で行動している、という感覚は非常に重要なものです。その後の人生の土台にもなるような主体性、自律性を育てている時期なのです。
なので、無理やり何かをさせられる、という状況になると、危機を感じ、自主性が脅かされるのを何とか阻止しようと必死です。
こういうときの脳は、“闘争(戦う)”か“逃走(逃げ回る)”か“硬直(かたまる)”といった反応を見せます。
「イヤ~~!!」と癇癪を起こして暴れまわって抵抗するかわりに、”ふざけ”で逃げ回り、かわそうとしているのです。
脳が危機を感じているときは、理論は通じません。
強制されないと感じ、安心できる状況になって初めて、きちんと状況判断して意思の力を働かせることができるようになります。
なので、我が家では調子に乗っているなと思ったときやいったん冷静になってもらいたいときに下のような方法を使っています。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
大人がヒートアップして、「やりなさい」「やらない!」の応酬にならないよう注意しましょう。
楽しく誘っても必要性を説いてもノリでやらせようとしても何をしてもやろうとしないとき、私は「…」しばし沈黙します。
子どもの熱が冷めて心が鎮まるのを待ちます。そうすると子どもも我に返ってすんなりやってくれることがあります。
「いいもーん」などと言っているときは、「やりたくないのね。わかったよ。」といったん受け入れます。そして子どもが強制されていないと安心した状態を作ったうえで、「でも、本当にいいの?」と脅しではなくリスクを伝えます。
「高いお熱出て頭が痛いよ~ってエンエンしちゃうよ。今度の遠足に行けなくなっちゃったら悲しいよね…」
ヒステリックにならずキレず冷静に厳かに子どもの目を見て、「…本当にいいのね…?」と問いかけると、子どもも「(やばい…)」と感じ取って「履く」と自分で履き始めることもあります。
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