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「悪いけど…」自分も相手も大切にする伝え方
声かけのシーン(背景・導入)
「靴下は洗濯かごに入れなさい!」
「早く準備しなさいって言ってるでしょ!」
何度も伝えているのにお子さんが行動を起こしてくれない時、だんだんとヒートアップしてしまって、ついには「いい加減にしなさい!!」と雷を落としてしまう…
そんな時に少し冷静になれて、お子さんともよい関係を築ける声かけです。
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こんな「声かけ」がおすすめ!
自分の子どもには、ついつい「〇〇しなさい!」と言ってしまいがちですよね。
でも、命令形で言われると、子どもは無意識に拒否反応を起こします。
反発するか、無視するか、動いてくれたとしても、“嫌々”、“渋々”、“怒られると嫌だから”…こうなってしまうことが多いですよね。
命令されると自分の主体性が侵害されているように感じ、頭ではわかっていたとしても反発心を覚えてしまうものです。
「勉強しなさい!」
「今しようと思ってたのに、言われたらやる気がなくなった!!」
というのはあるあるパターンですね。
こんな時には、“枕詞”を使ってみましょう。
コツは、頭に「悪いんだけど」とつけることです。「楽しく遊んでるのにごめんね」などもよいです。
こうすることで語尾は「〇〇しなさい!」ではなく、自然と「〇〇してもらってもいい?」「〇〇してくれると助かるな」のような柔らかい形になります。
子どもの意思を尊重していることが伝わるので子どもの心に言葉がすっと入っていき、受け取りやすくなります。
さらに、
「お母さん〇時までに洗濯と食器洗いを終わらせないと遅刻しちゃうんだ」
「腰が痛くて、床に落ちているものを拾うのがしんどいんだ」
など、理由も添えてお願いするとより相手の心に変化が起きやすくなります。
指示や命令で子どもを動かそうとすると、指示がないと動けない、責任をとろうとしない、などの行動パターンを身に着けてしまいがちです。
お互いを尊重しあえるよい親子関係を築くためにも、枕詞を上手に使ってみましょう。
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