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2-3歳の子が思い通りにならないと癇癪:コツは最初の一言
記事の目次
サマリー
子どもから「〇〇したい」「〇〇して」と言われるとき、ついつい、「ダメ」「え~無理」などと答えてしまいませんか?親からすると、「このタイミングで!?」「それは無理でしょ」と当然思うようなことを子どもは突然要求してきます。それにすべて答えることは親もスーパーマンではないので難しいことです。
この記事では、毎回毎回無理な要求をしてくる子ども達に対して、どのように返答するのが良いのか、紹介します。
記事の執筆者
最初の一言は「いいよ」と言ってみる
子どもの要求に対して第一声から反対してしまうと、子どもは自分を受け入れられていないと感じ、泣いたり叫んだり暴れたりして癇癪を起こしてしまうこともあります。
必要以上に執着したり抵抗したりして、親と子が対立関係になってしまいやすいです。
あるいは、子どもが自分の感情を押し殺して親に合わせるという関係性になってしまうこともあります。
そのように親子関係がこじれてしまうと、子どもは欲求不満となり不安定になってしまいます。
親に愛されているのか確かめるような行動が増え、親子ともに疲弊してしまう可能性もあります。
まず「いいよ」と子どもの要求を受け入れることで、子どもは安心します。
一回子どもの要求を断ったからといって即座に親子関係が壊れてしまうということはありませんので心配しすぎる必要はありませんが、無駄な争いを生まないよう、最初のひとこと目を工夫しましょう。
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無理な要求をしてきたときの声かけ例

(え~~~!!今急いでるから無理なんだけど)
すぐには対応できない時
「いいよ。絵本読んでほしいんだね。」
「でもさ、今からママ大急ぎでご飯作ってお風呂洗って洗濯物取り込んで…ってしないといけないんだよね。」
「お風呂入ってご飯食べたあとならゆっくり読んであげられるけど、どうしよう?」
少しだったら時間を空けられる時
「いいよ。ママ今ご飯作ってる途中だから、大急ぎバージョンでもいい?」
(絵をパラパラ見ながら適当に話をはしょって短く絵本を読み終える)
横目で見ていられる時
「いいよ。ママが読むから〇〇ちゃんがページをめくってくれる?」
子どもの要求をすべてかなえることは難しいけど、部分的にならできる、ということでも問題ありません!今できることを探して、まず「いいよ」と言ってみてください。
記事の執筆者
公認心理師、臨床心理士で5児の母です。スクールカウンセラーとして保護者の方、お子さん、先生方の相談にのったり、発達障害のお子さんの支援をしたりしています。モンテッソーリ教育についても少し学んでいます。
子育てってとにかく忙しい!時間がない!思い通りにいかない!疲れる!!
毎日があっという間に過ぎていくし、「どうしたらいいの!?」と思うことの連続ですよね。
私自身、日々子育てに悩みながら、それでも少しでも子どもたちにとってよい対応をしたいと試行錯誤してきました。
5人の子どもを育ててきて思うことは、同じ家庭で育っても子どもによって個性が全く違うということです。花でも、暖かいところが好きな花、涼しいところが好きな花、水のあげ方や好む土壌などそれぞれ違いますよね。
子育てもそれと同じだと思っています。どんな環境で、どんな育て方をしてあげるのがいいのかはその子によって違います。
花と違うのは、その子がどんな大人になるのか、どんな風に育てるのが合っているのかを誰も知らないということ。いろいろやってみて何が我が子に合うのか合わないのかを見つけていくことはとても難しいけれど、とてもクリエイティブでやりがいのある仕事だと思います。
声かけレシピには、私自身が子育てで工夫していることに加えて専門的な視点からも役立つと思う情報を載せています。
少しでもヒントになる部分があれば幸いです。
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こんなお子さんにおすすめ!



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