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兄弟げんかの対処法
最終更新:2023.04.26
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声かけのシーン(背景・導入)
仲良く遊んでいると思ったら次の瞬間にはけんか…。
口げんかや小競り合いから取っ組み合いのけんかまで、兄弟は毎日ぶつかり合いながら育っていきます。
「けんかをしないで!」「仲良く遊びなさい!」「叩いちゃダメ!」と注意してばかりで疲れていませんか?
そのけんかには、子どもたちが成長するためのたくさんの大切なポイントが詰まっています。兄弟げんかをお子さんの成長・発達につなげるヒントをご紹介します。
こんな「声かけ」がおすすめ!

〇〇くんはどんな気持ちだった?
人と人とが一緒に生きていると、衝突したり葛藤したりする場面は避けられません。親がどちらか一方の味方をしてどちらかを叱ってばかり、ということになると親子関係や兄弟関係に歪みが生まれてしまいます。他の人との関係の築き方を学ぶ機会として兄弟げんかを活かしていきましょう。
① 状況を整理する
どんな場面で、どのようにけんかが起こったのかをいっしょに確かめます。やってしまったことを注意する前に、「どうしてそうしたの?」とその子なりの思いを聞いてあげましょう。自分から見た状況と相手から見た状況が異なることが多いため、お互いの言い分を聞きながら経緯を整理していきます。小さいお子さんの場合、うまく説明できず何が起こったのかわからない時もあります。その時は②に進みます。
② 感情を認める、相手の感情を知る
どちらが悪い、と判決は下さず、「〇〇くんはどんな気持ちだった?」「△△くんはそうされてどう感じたの?」とお互いの気持ちを聞いて「悲しかったね」「痛かったね」「これで遊びたかったんだね」など、その感情を受け止めます。
③ 平和的に解決する方法を学ぶ
ただ謝らせて終わりではなく、同じような場面でどうしたらけんかが起こらないか、またどうしたら相手との関係を修復できるかを学んでいきます。「かして、って言おうね」「やめて、って言おうね」「ぶつからないようにちょっと離れて遊ぼうか」「痛いこと、嫌がることをしちゃったらごめんねって言うんだよ」「代わりにこっちのおもちゃを貸してあげたらどうかな?」など、相手を傷つけずに行動する方法を伝えます。
④ いろいろな解決方法を身につける
子どもによっては、いつも「無理やり奪う」、いつも「譲る」、いつも「大人に言う」、いつも「泣く」など、決まった解決パターンしか持っていない場合があります。その場合には、それを認めながらもほかの方法も少しずつ教えてあげます。お互いの要求を満たせる方法を考えたり、「これを貸してあげるからこっちを貸して」と交渉したり、「一緒にやろう」と協力したり、などの適応的な方法を身に着けられるよう、大人が手本を見せながらお手伝いしてあげましょう。
① 状況を整理する
どんな場面で、どのようにけんかが起こったのかをいっしょに確かめます。やってしまったことを注意する前に、「どうしてそうしたの?」とその子なりの思いを聞いてあげましょう。自分から見た状況と相手から見た状況が異なることが多いため、お互いの言い分を聞きながら経緯を整理していきます。小さいお子さんの場合、うまく説明できず何が起こったのかわからない時もあります。その時は②に進みます。
② 感情を認める、相手の感情を知る
どちらが悪い、と判決は下さず、「〇〇くんはどんな気持ちだった?」「△△くんはそうされてどう感じたの?」とお互いの気持ちを聞いて「悲しかったね」「痛かったね」「これで遊びたかったんだね」など、その感情を受け止めます。
③ 平和的に解決する方法を学ぶ
ただ謝らせて終わりではなく、同じような場面でどうしたらけんかが起こらないか、またどうしたら相手との関係を修復できるかを学んでいきます。「かして、って言おうね」「やめて、って言おうね」「ぶつからないようにちょっと離れて遊ぼうか」「痛いこと、嫌がることをしちゃったらごめんねって言うんだよ」「代わりにこっちのおもちゃを貸してあげたらどうかな?」など、相手を傷つけずに行動する方法を伝えます。
④ いろいろな解決方法を身につける
子どもによっては、いつも「無理やり奪う」、いつも「譲る」、いつも「大人に言う」、いつも「泣く」など、決まった解決パターンしか持っていない場合があります。その場合には、それを認めながらもほかの方法も少しずつ教えてあげます。お互いの要求を満たせる方法を考えたり、「これを貸してあげるからこっちを貸して」と交渉したり、「一緒にやろう」と協力したり、などの適応的な方法を身に着けられるよう、大人が手本を見せながらお手伝いしてあげましょう。
記事の執筆者
【経歴】
・大学、大学院にて臨床心理学を専攻
・スクールカウンセラー、児童精神科のカウンセラー、
・発達障害児の治療教育的学習支援者として勤務
・家庭教師経験8年
【資格】
・臨床心理士
・公認心理師
・教員免許(中・高)
5児を育てながら、発達障害のあるお子さまや不登校のお子さまの学習支援、発達支援も行っています。
・大学、大学院にて臨床心理学を専攻
・スクールカウンセラー、児童精神科のカウンセラー、
・発達障害児の治療教育的学習支援者として勤務
・家庭教師経験8年
【資格】
・臨床心理士
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・教員免許(中・高)
5児を育てながら、発達障害のあるお子さまや不登校のお子さまの学習支援、発達支援も行っています。
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