滑舌が悪くて聞き取れない、舌足らずな子どもが安心できる声かけ

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困った時の声かけ

滑舌が悪くて聞き取れない、舌足らずな子どもが安心できる声かけ

最終更新：2025.04.09

記事の目次

声かけのシーン（背景・導入）

おすすめの声かけ（結論）

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こっこ先生

臨床心理士、公認心理師

・大学、大学院で発達心理学と臨床心理学を修了
・認定心理士、臨床心理士、公認心理師の資格を取得
・医療と教育分野に10年以上従事する現役心理士
・子どもから高齢者までの幅広い臨床経験
・厚生労働省認可のもと公認心理師実習指導者として後進に育成にあたる

【職務経歴】
・教育委員会の教育相談
・国立、大学病院等の精神科、心療内科、神経科、児童精神科
・製薬会社の治験（新薬開発）における心理評価

【職務経歴】
・心理学の専門的知識
・心理相談、カウンセリング、心理療法、プレイセラピー
・心理検査（発達/知能/性格/認知/うつ/不安等）
・研究論文執筆や学会発表
・心理実習生の指導
・大学や研修会での講師
・Podcastラジオパーソナリティ

声かけのシーン（背景・導入）

舌足らずで滑舌が悪いと、親でさえも何を言っているか、うまく聞き取れないことがありますよね。親だからなんとなく分かってあげられますが、他人はそうはいきません。

舌、唇、顎の発達促進に役立つ遊びには次のようなものがあります。
・ストローでぶくぶく遊び
・あえて太いストローでジュースを飲む
・ソフトクリームをスプーンではなく舐めて食べる
・しゃぼん玉遊び
・風船ふくらまし
・どっちが長くうがいできるか勝負

こういった遊び感覚のトレーニングを取り入れながら、
発音が不明瞭な子には、何度も言い直しはさせずに、子どもの話の内容に注目してあげることが基本的な対応になります。

こんな「声かけ」がおすすめ！

きりん（ゆっくりハッキリ発音する）さんいたね～

＊次のような会話は子どもにとってつらいものになります。
子「あ！ちりんさんだ！」
親「ちりんさんじゃないよ、きりんさんだよ」
子「ちりんさん」
親「違うよ、良く聴いて。き・り・ん。はい、言ってみて」
子「ちり･･･」

＊せっかくお話好きな子どものためには、次のような感じで会話をしてあげましょう。
子「あ！ちりんさんだ！」
親「きりん（ゆっくりハッキリ発音する）さんいたね～　首がなが～いね」
子「うん！ぎんごたべてるね」
親「うん、りんご（ゆっくりハッキリ）食べてるね」
子「あ！あっちに　おたかな！」
親「本当だ、おさかな（ゆっくりハッキリ）さんいっぱい泳いでるね」
子「みて！あめもいうね！」
親「本当だ。あそこに、カメ（ゆっくりハッキリ）もいるね。ひなたぼっこしてるのかな～」