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トルストイ原作の絵本「くつやのまるちん」あらすじと子どもへの声かけ
声かけのシーン(背景・導入)
トルストイ原作の「くつやのまるちん」は、困っている人に親切にできる子どもになってほしい、思いやりを持ってほしい、という方におすすめの絵本です。
奥さんも子どもも亡くしてひとりぼっちのくつやのマルチン。
心の中に悲しい涙がつまっていました。
神様の言葉が書いてある聖書を読んだマルチンは、ある日夢の中で、
「あしたいくからまっておいで」というキリストさまのこえを聞きました。
一日そわそわしながら楽しみに待っていたマルチンは、雪かきのおじいさんを見つけます。
寒くて疲れているだろうと考えたマルチンは、おじいさんを家に招いて温かいお茶をふるまいました。
薄着のまま赤ちゃんを抱いている女の人にもリンゴ売りのおばあさんのリンゴを盗もうとしている男の子にも、マルチンは親切に声をかけ、手を差し伸べました。
夜になって再び聖書を読もうとしたマルチンは、ふと誰かがいるような気がしました。
今日親切にしたおじいさんや女の人、おばあさんと男の子もあらわれ、
「あれはみんなわたしだったのだ」
という声が聞こえます。
「ほんとうにキリストさまにおあいできた」とマルチンのこころはよろこびでいっぱいでした。
マルチンのつくえのうえの聖書には「まずしいひと ちからのないひと びょうきのひとやいえのないひとのなかにわたしはいます」と書かれていました。
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おすすめの声かけ
「雪かきのおじいさんにマルチンはどうしてあげた?」
「次は誰が出てきたっけ?」
こんな風に子どもとお話しながら絵本の内容を振り返ってみましょう。
「困っている人って本当は誰だったのかな?」
「困っている人に親切にしてあげることは、神様にしてあげているのと同じことなんだって」
可能なら、絵本の内容を実際の行動につなげられるような声かけもしてみるとよいかもしれません。
「〇〇ちゃんの周りに困っている人っているかな?」
「〇〇ちゃんができることってあるかな?」
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こんなお子さんにおすすめ!
参考・外部リンク
絵:かすや 昌宏
文:渡 洋子
出版社:至光社