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自閉スペクトラム症の子どもが感じるパニック・癇癪: 対処法と理解の重要性
自閉症スペクトラムを持っている子どもはこだわりが強い傾向があるので、特に顕著に現れやすいです。
このような子どもの場合、自分の中でルールや順序があって、そこから外れたり、予想外の行動や出来事が起きるとパニックになりやすいです。
しかし、その特性を理解し、パニックになってしまった時にも落ち着く順序を探っていくことで、早く落ち着くことが出来ることがあります!
自閉症(ASD)とは?
自閉症(ASD)とは、自閉スペクトラム症候群の略称です。
コミュニケーションや社会的相互作用に障害が見られ、限定された興味や繰り返しの行動によって特徴づけられる発達障害です。
自閉症のある人々は、しばしば社会的なニュアンスを理解するのが難しく、言語の発達に遅れが見られることもありますが、認知能力や言語スキルには個人差が大きいです。
自閉症(ASD)には様々な特性があり、個人によって異なる程度で現れます。
社会的コミュニケーションの困難:
・非言語的コミュニケーションの理解が難しい(例:身振り手振り、表情、目の接触)
・言語的コミュニケーションの発達遅延や障害(話す言葉の遅れ、会話のキャッチボールが苦手など)
・社会的なやり取りのルールやニュアンスの把握が困難
繰り返し行動や限定された興味:
・同じ行動を繰り返すことで安心感を得る(例:手を振る、ジャンプする)
・限られた分野に強い関心を示し、それ以外には興味を示さない
変化への抵抗:
・日常のルーチンや環境の変化に対して極度に敏感で、不安やパニックを感じることがある
・新しい状況や予期せぬ変更に対して不安を感じやすい
感覚過敏:
・特定の音、光、触感などに対して過敏であることが多い(例:大きな音に対して耳を塞ぐ)
感情表現の困難さ:
・自分の感情を適切に表現するのが難しい
・他人の感情を読み取るのが苦手で、共感することが困難な場合がある
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パニックや癇癪が起きたときの対処法
パニックや癇癪が起きた時はその落ち着く場所や行動を繰り返すことで、落ち着ける方法として子どもが認識していくようになります。
例えば
パニックになった時に椅子やテーブルの下に行く子ども
狭い空間が好きな場合があるので、小さいテントやダンボールを用意して、パニックになった時に入れるように準備しておくと良いかもしれません。
冷たいものが好きな子ども
氷を食べたら落ち着くかもしれません。
等の方法があります。
他の部屋で落ち着くまで過ごしてもらう、というのも一つの方法です。
その際声かけをせずに見守るのでもいいし、
「落ち着いたら教えてね」
「落ち着くまでここにいるね」
「落ち着くまでドアのところにいるからね」
などの声かけをしてあげてもいいと思います。
子どもが近くにいて欲しい場合、視界に入らないで欲しい場合とそれぞれだと思うので、使い分けられるといいかなと思います!
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