【先の見通しがないと不安になる子への対応】癇癪・パニックを防ぐ工夫と伝え方

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【先の見通しがないと不安になる子への対応】癇癪・パニックを防ぐ工夫と伝え方

最終更新：2025.04.05

記事の目次

声かけのシーン（背景・導入）

おすすめの声かけ（結論）

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はなさかかあさん

公認心理師・臨床心理士、５児のママ

はじめまして！はなさかかあさんと申します♪
公認心理師、臨床心理士で5児の母です。スクールカウンセラーとして保護者の方、お子さん、先生方の相談にのったり、発達障害のお子さんの支援をしたりしています。モンテッソーリ教育についても少し学んでいます。

子育てってとにかく忙しい！時間がない！思い通りにいかない！疲れる！！
毎日があっという間に過ぎていくし、「どうしたらいいの！？」と思うことの連続ですよね。

私自身、日々子育てに悩みながら、それでも少しでも子どもたちにとってよい対応をしたいと試行錯誤してきました。

5人の子どもを育ててきて思うことは、同じ家庭で育っても子どもによって個性が全く違うということです。花でも、暖かいところが好きな花、涼しいところが好きな花、水のあげ方や好む土壌などそれぞれ違いますよね。

子育てもそれと同じだと思っています。どんな環境で、どんな育て方をしてあげるのがいいのかはその子によって違います。

花と違うのは、その子がどんな大人になるのか、どんな風に育てるのが合っているのかを誰も知らないということ。いろいろやってみて何が我が子に合うのか合わないのかを見つけていくことはとても難しいけれど、とてもクリエイティブでやりがいのある仕事だと思います。

声かけレシピには、私自身が子育てで工夫していることに加えて専門的な視点からも役立つと思う情報を載せています。
少しでもヒントになる部分があれば幸いです。

声かけのシーン（背景・導入）

先の見通しがないと不安になってしまう子、”いつもと同じ”だと安心できるけれど、違うことが起こると癇癪やパニックを起こしてしまう、という子はいませんか？

２，３歳の子どもは“いつもと同じ”や“自分の予想通り”を求める時期であるため、予想外のことが起こると泣いたり怒ったり嫌がったりすることがあります。また、ASD（自閉スペクトラム症）などの神経発達症を持っていたり、不安が強い場合などにもこのような傾向が表れることがあります。

できるだけいつもと同じ環境を整え安心してあげることが大切ですが、どうしても予定を変更せざるを得ない場合や、先の見通しが立たない場合もあると思います。

そのような時に、どのように対応したらよいかをまとめました。

こんな「声かけ」がおすすめ！

〇〇があいてなかったらどれに乗る？

1 予告する
急な予定変更にパニックになってしまう子でも、あらかじめ伝えておくことでショックをやわらげ、状況を受け入れやすくなります。心の準備ができるよう、予定を先に伝えましょう。

2 第２、第３希望まで聞いておく
注文したいものが売り切れていたり、乗りたい乗り物が修理中だったりすることもあります。
「〇〇がなかったらどれにする？」
「〇〇があいてなかったらどれに乗る？」
などと聞いておくと、想定外の状況を減らすことができ、その場に行ってからパニックになることを防げます。

3 絵カードを使う
言葉だけで理解しにくい場合、写真や絵、文字などの視覚情報を使い、目で見てわかるような工夫が大切です。
1．公園（×）→児童センター
2．買い物
3．電車を見る
4．家に帰る