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捉え方いろいろ『ぐるんぱのようちえん』
声かけのシーン(背景・導入)
大きく成長した象の『ぐるんぱ』は、まわりの大人象に言われて、働きに出ます。はじめに行ったのはビスケット屋の「びーさん」のところ。『ぐるんぱ』は張り切って特大サイズ1個1万円のビスケットを作りますが売れません。「びーさん」にもう、けっこうと言われ出ていくことに。体の大きな『ぐるんぱ』は、次々に仕事を張り切るのですが特大サイズを作っては主人にもう、けっこうと言われ出ていくことに。しょんぼり、しょんぼり『ぐるんぱ』、、、さて、どうなる?
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はじめ『ぐるんぱ』の生き方にもどかしさを感じましたが、最後にこれまで作ってきた特大サイズのものが幼稚園として活かされ、『ぐるんぱ』らしくいられる仕事に出会えた時、遠回りしたようで健気に進んだ道のりがあってこその居場所だったのだと深いものを感じました。
うちの子は、前半の『ぐるんぱ』のしょんぼりにそこまで悲しくならないようで、繰り返しの言葉をリズミカルに、また歌にメロディーをつけて読み聞かせるとハッピーエンドまでずっと楽しそうでした。
小さいお子さんはイメージを膨らませ『ぐるんぱ』のようちえんで一緒に遊んだら楽しいと思います。「ぐるんぱのようちえん、たのしそうだね」「特大サイズのどこ行きたい?」「ビスケットどんな味かな」
少し大きくなったら、お子さんに考えさせるような問いかけをしても良いですね。「『ぐるんぱ』みたいにしょんぼりしたあと、○○くんならどうする?」「『ぐるんぱ』は自分が作った特大サイズのもの、どうして大事に持ってたのかな?」「『ぐるんぱ』は張り切って仕事してるとき、しんどかったと思う?楽しかったと思う?」「『ぐるんぱ』は始めからようちえんの先生になりたかったのかな?」
教訓や答えを用意しないで、子どもの素直な感想が聞いてみたいです。
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こんなお子さんにおすすめ!
参考・外部リンク
絵:堀内 誠一
出版社:福音館書店
発行日:1966年12月