人のおもちゃを取ってしまった時の声かけ

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最終更新：2023.05.16

記事の目次

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はじめまして。ナナと申します。
元幼稚園教諭・現役保育士で一児の母です！

保育歴は9年目で、乳児から幼児まで経験があります。
また、大学時代にはグループホームでアルバイトしていた経験もあり、知的に遅れのある子とも関わっていました。
卒業論文で子どもへの声かけをテーマにしたこともあり、声かけについては日々試行錯誤しながら保育や育児に活かしています。

様々な経験を活かして、子どもとの関わり方について発信していけたらと思っています。
少しでもお役に立てたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

声かけのシーン（背景・導入）

お友達が使っていたおもちゃを取ってしまったり、兄弟姉妹が使っていたのに取ってケンカになってしまったり、同じものがあるのに人の物が良くて取ってしまったり。子どものおもちゃへの考え方は大人からしたら「同じじゃん」「同じのあるのに」と思ってしまうこともありますが、子どもからしたら「これがいい」となぜか違うらしい…難しいですよね。
人のおもちゃを取ってしまうのは良くないことですよね。まずは気持ちを受け止め、しっかり相手の気持ちを伝えたり、考えさせたりしましょう。

こんな「声かけ」がおすすめ！

〇〇ちゃんはこれが使いたかったんだね。でも〇〇ちゃんは今どんな気持ちだろう？

おもちゃを取ってしまった時、子どもからしたら、「使いたかったから取った」「使いたかったけど〇〇ちゃんが使ってたから取った」という気持ちだったり、もしかしたら「先に使っていたのに置いておいたら取られていた」という気持ちだったりします。
前者は自分の気持ちを優先して「使いたいから取った」ですが、後者は「先に使っていた」でも「その辺に置いていた」で、また状況が変わってきます。
しかしどちらも相手からしたら「取られた」ことに変わりはありません。
子どもの気持ちを受け止めつつ、相手の気持ちを考える機会を作りましょう！

「〇〇ちゃんはこれが使いたかったんだね。でも〇〇ちゃんも使っているよ。今どんな気持ちだろう？」

「〇〇くんが先に使ってたのね。でも置いちゃったんだね。〇〇くんが見つけて使ったんだね。取られたら悲しいよ？」

子どもに気持ちを考えさせる声かけ、相手の気持ちを代弁する声かけ、どちらも私は大事だと思います！
考えてもわからない時は大人が伝えることで、気持ちを言語化する手助けになります。